「まいばすけっと」という店舗がけっこうあちこちに出店している。
これは、首都圏(と北海道)に展開する、コンビニとスーパーマーケットの中間くらいな大きさのイオン系列の店舗である。
いろんなところに出来ているので、生鮮食品なんか廃棄ばかりでなく、ちゃんと売れているのかなあなんて心配になる。
最近出来る店舗には、セルフレジもあって、これがわりと私は好きだ。
「あ、ちょっと醤油がない」というとき、サンダル履きでかけつけ、醤油1本手に取り、さくっとスキャンして買ってくることができる。本当は、イオン系列というと、民主党のあのフランケン男の顔が浮かんでしまうのだけど(実家だから)、まあ便利さには代えられない。余談だけど、イオンの株とブリヂストンの株は買わないことにしている。
さて、最近読んだ悲しい話。
まいばすけっとに限らないが、このセルフレジで、万引きが横行しているのだという。
しかも、一家数人で訪れる買い物客が、家族でこのセルフレジの機械を取り囲み、店員に見られないように、数品をスキャンせず、ちょろまかして店を出るのだという。たまたま店員が見つけてとがめた場合でも、
「スキャンし忘れた。わざとじゃない」
などと言い訳をするのだという。
日本人って民族は、こんなんじゃないはずだったんだが。
財布を落としても中身が取られずに戻ってくる、世界唯一の国、日本。
宗教を持たなくても、これほど高潔なのは、長い間、
「お天道様が見ているから、悪いことはできない」
と、先祖代々が伝えてきたからではないのかなあ。
もしかしてそんなレジのごまかしをするのって、日本人じゃないのかな?
いずれにしても、そんな窃盗をする両親のもとに産まれ育ったガキどもなんて、まともに育たない。
人件費削減のために導入したセルフレジだけど、お店の首を絞めてしまっては、元も子もない。
しかし、人を雇う側も、人手不足、人手不足というが、厳密にいえば「安い人が不足」している、ってことではないか。
どんなビジネスでも、最初から高給は出せないけれど、本来ならば、人を雇おうとしたら、ちゃんとした給料を払うべきだと思う。それが、法定の最低時給すれすれで雇うことばかり考えたら、いい人は来ないと思う。