同じ店がいつまでもあるとは限らない

どんな店も、永遠に続くとは限らない。当たり前のことを書くな、と怒られてしまいそうだが。

東横線反町駅から東神奈川方面に行く途中の住宅街に、ぽつんと、昔ながらの「メシ屋」がある。ご夫婦(か旦那さん)が山形県出身なので、「山形屋」という。以前Yahooブログ時代、九州出身の男性ブロガーさんがよく食べに来ていて、その記事を見るのが好きだった。

 

ところが、先日この前を通りかかったら、こんな状態だった。

 

 

ひえ~。ということは昨年もう閉店していたってことか。

こんな住宅街にぽつんとメシ屋があって、よくやって行けているなあ、というのが正直な印象だった。

高齢のご夫婦が経営していたと聞く。昔ながらのメシ屋なので、ラーメン、カレー、うどん、そば、とんかつ、定食など、誰もが思い浮かびそうなメニューはみんなあったらしい(私はここで食べたことがないから知らないのだ)。

56年間もの間、お疲れ様でした。そこまで経営を継続できてt、素晴らしいとしかいいようがない。

 

外観は、こんなうふう。

 

 

ところで、テレ東の「孤独のグルメシーズン9」が始まった。メインは、宮前平にあるとんかつ屋さんだったけど、冒頭に、これまで区内で有名な「キッチン友」が短時間だけど取り上げられていた。旦那さんも女将さんも、吹き替えではなく、ご本人たちが出ていた。すごい。

 

この店も、ご高齢のご夫婦が60年近く経営している。しかし、旦那さんはご高齢にもかかわらず、一切手抜きをしない。

 

 

 

ここも、閉店しないうちにまた食べに行っておこう。何気なしに美味しい街の洋食屋は貴重。

なぜ酒類ばかり標的に?

私も、ニュースの中身全部理解しているわけではないのだが、飲食店では、緊急事態宣言により、ふたたび酒類の提供が禁止されてしまった。

だが、食事は良くても、なぜ酒類の提供は禁止になるのか、よく分からないので、ご存じの方教えてください。

 

居酒屋やバーの経営は、すでにズタズタだろう。

そして、酒類を納入する卸売業者にも、氷を納入する業者にも、踏んだり蹴ったりの事態が続く。

とある居酒屋さんでは、必要でも無い氷を買ってあげて、誰かに配っているとか聞いたことがある。

なぜそんなことをするのかと聞くと、

「コロナ禍の終了後、いざ店を再開するときになって、氷屋さんが潰れていたら大変だから」

泣ける・・・・・。

 

飲むと、長っ尻になりやすいし、大声で騒ぐから、ってことなのかなあ。

だとしたら、どの居酒屋やバーでも「お一人様歓迎」に変えたらどうだろう。お一人様なら誰ともしゃべらないし。

一人だけで飲みに行ってもいいと思っている人も沢山いると思う。

こうまでして五輪って開かねばならないの?

五輪は、ついに、首都圏の会場では「無観客」で行うことが決定された。

「断腸の思い」であり、この、武漢ウイルスまだ感染拡大中の折であるから、やむを得ないといえよう。

 

しっかし、無観客で、がらんとしている会場で、五輪という世界最大のスポーツの祭典を開く意味はあるのだろうか?

誰にも声援や拍手をもらえない選手たちのモチベーションも案じられる。

そして、開催国として、観客からのチケット収入が全く断たれてしまった。

五輪をあてこんで建設されたホテルたちも、無用の長物となってしまった。

 

五輪は、開催国の一念だけでは開催を取りやめることは出来ない、と聞いた。

五輪はあくまで、IOCという白人のヨーロッパ男性陣だけが開催・非開催権限を握っているのだ、と。

だから、IOCが「やれ」と言う限り、日本はやめることができず、やらざるを得ない。

 

1964年のときの、国民が一丸となって迎えた五輪とは、どえらい違いだ。

こうまでして、五輪って開かねばならないの?

考えてみたら、この五輪は、最初からケチのつきっぱなしだった。

まず、サノケンの暗い、あやしいロゴの盗作騒ぎ。ロゴは再募集しなければならなくなった。

それから、国立競技場の、高額すぎて建設不可能なデザイン。建築デザイナーは「Unbuilの女王」と呼ばれた女性建築家だったが、彼女も死んでしまった。それから練り直し、隈研吾さんのデザインに代わった。

 

入場料収入もなくなって、膨大な損失をどう補填するのだろう。

財務省も、新しい税金を考えているに違いない。

本当にやるのかどうか、いまだハラハラしている五輪なんて、見たくないよ。

 

しかし、最後に一言。

日本に落ち度はない。みんな、みんな、チャイナがウイルスをまき散らしたせいだからね!

可愛そうな日本よ。

「内」という字の意味

野球評論家の大島さんが、ついに天国に旅立った。

4年も前に大腸癌と診断され、余命1年と言われたところ、4年まで伸ばされたそう。がんと付き合い、無理せず、亡くなる直前まで仕事も続けておられた。亡くなる前、「病に負けたのではなく、寿命が尽きたのだ」とおっしゃったそうだけど、いい言葉だと思う。享年70。

 

ところで、奥様が夫君に代わってブログを書かれたそうだけど、最後の署名が、

大島康徳 

とあった。、ねえ。もちろん日本語としても文法的にも全く間違っていない。夫に代わって夫の仕事関係者の葬儀に妻が出席した場合も、名簿に「●●太郎 」と書く習慣になっている。

が、なんかなあ。

もう21世紀なのに。「妻」ではまずいのだろうか。

 

最初この「内」の意味新明解国語辞典で調べたが、思う意味が出ておらず、次いで、漢和辞典を引いたら、いくつか出ていた意味の中に、

「妻」

とあった。

だったら、もし夫が妻の代理でどこかに出席したら、

「●●花子 

と書くのか、というとそんなことはない。いま漢和辞典で調べたけど、「外」にはそんな意味はなかった。この場合は「夫」と書くのだろうか。妻の代理で夫が何かに出席すること自体、この21世紀になっても想定されていないのだろうか。

 

英語においても、たとえば外交官夫人など、特に妻自身に社会的の肩書きのない場合で名刺を作るときは、

「Mrs. William Smith」

のように、夫のフルネームにMrs.を付けると聞いたことがある。なんか、妻には固有名詞はないみたいだ。

 

「子女」という言葉がある。息子と娘という意味だが、「子」は息子で、「女」は娘だ。娘は「子」じゃないらしい。

「少年少女」という言葉もあるが、「少男少女」とは言わない。「少年」と言えば普通、男の子だけを指し、女の子は含まない。

それと違って、「老人」という言葉には、ほぼ、老女も含まれるが、「老女」という、女性の高齢者を指す言葉はあるのに、「老男」という、男性高齢者だけを指す言葉はない。

 

言葉は長年の歴史、伝統、文化に基づくものだから仕方ないといえば仕方ないものがあるけれど、こういう言葉を見るに付け、男が主で、女は男の添え物っぽい。こういう言葉は、徐々に新語に換えていってもいいのではないだろうか。

松坂大輔論

40歳、といえば、どんな偉大なスポーツ選手だって、当たり前に引退している年齢だ。

松坂は、辞め時を逸したまま、ズルズル今日まで来た、という感じがする。

彼がどれほど偉大なピッチャーだったのは、私などが何か語るまでもない。

しかし、結果論かも知れないが、アメリカから帰ってきた時点で、もう現役投手としては燃え尽きていた。

なまじ、王監督に呼び止められてソフトバンクに所属するも、ほとんど給料泥棒と罵られ、なまじ、西武時代近かったから森監督の中日にテスト入団したけれど、これもかろうじて6勝にとどまってしまった。

王さん、森さんの温情は果たして松坂にとって正解だったのだろうか。

どうしてそうまでして、現役続行にこだわったのだろうか。

年上の奥さんの尻に敷かれ、ボストンに住んだままの妻子に送金するためとか聞いたことがあるけど、だとしたらこの奥さん、つええなあ~~。カネだけ稼がせ、旦那の近くに居て旦那を支えないのかな。

 

横綱の引退じゃないけど、まともに投げられなくなったと思ったら、スパッと辞めた方が美しい。

満身創痍の彼を、客寄せパンダ代わり、グッズ売り上げのためってわけではないだろうけど、どうして古巣の西武が引っ張ったのかわからない。

西武は、松坂の、プロとしてのスタートの場と、終了の場をつくってやった形になった。

これから解説者、コーチ、そしていずれは監督になるのかな。

 

墓参に行くときにしか京急線に乗らないのだが、途中、能見台という駅を通ると、横浜高校がある。

へえ~、ここなんだ、と思って眺めている。

松坂は、卒業したら、ベイスターズに入団を希望していたらしいのだが、いまとなっては、ピッチャーとして徹底的に鍛えてやれたパでよかった。

彼は、打撃もしたかったらしいけど、ベイじゃなくてよかった。

 

これのどこが「謝罪している」の?

おフランスのサッカー選手2名(1名は白人で1名は黒人)が、日本人のことを馬鹿にしたということで批判され、どうやら謝ったらしいが、以下の文章を見ても、どうしてこれが「謝罪声明」なのかちっともわからない。

 

 

 

私はどんな形の差別とも反対することを誓っています。ここ数日の間、私を私ではない人間にしようとする人たちがいます。私に対する非難を拒絶するとともに、日本の友人たちを傷つけてしまったのならば、謝罪をさせていただきます

 

は? おフランス語からの訳が不完全なのかもしれないが、

 

1)原因は自分にあるのに、自分は被害を受けていることを強調している

2)その点(差別発言を行ったことに対する批判を含む)に対する非難は拒否している

3)日本の友人たちを傷つけてしまった「のならば」と、仮定形で言っている

4)日本国と日本人全体には謝罪していない

 

さすが、滅多なことでは謝罪しない欧州人だなあ。

謝罪しないことにかけては、支那人にも劣らない。

もう一人の黒人選手、デンベレの方はどうなったのかな。

 

どう謝罪しても、日本人やアジア人を心底ばかにしているのはばればれである。

私は、フランスには行きたくない。

派遣という仕事

ときどき、派遣のサイトをのぞくことがある。

しかし、正社員と比べて収入がすごく低い。

当たり前だろ、と言わないで欲しい。

そもそも、派遣というのは、ちょっとやそっとの人にはない高度なスキルを持っているから、常時雇用でなく、短時間だけパッと働いても、それなりの収入を得られるから、生活に困らない、という労働形態だったはず。

例えば、プログラミング、とか、筆耕、とかね。

その後、企業側からの立法に対する圧力で、「これだけは派遣ダメ」という「ネガティブリスト」以外の職種なら何でもありになってしまった。

要するに、企業側からしたら、景気の調整弁だったり、ちょっと手が足りないところに短期間来てもらったりだけでなく、正社員として雇用するのが煩わしいので、派遣のまんま正社員と同様の仕事をさせ、要らなくなったら切る、ことが当たり前になった。

バイトと大差ない。

 

もちろん、そういう雇用形態を敢えて選んでいる人なら、良い。

旦那さんがリッチで、収入目的でない人。

人間関係のしがらみが苦手で、外様のままでいるほうがいい人。

本当にスキルが高くて、引く手あまたの人。

 

でも、そういう人って、とても少ないと思う。

 

時給1300円だとしたら、1日8時間、月20日働いたって、20万円くらいしか払われない。

なかなか正社員のポジションに就けなくて、やむなく派遣にとどまっている人たちは、こんな収入では生活できないだろう。

 

私が見ていたサイトでは、英語通訳翻訳、契約書作成、という私にマッチしそうな職種だったのだが、なんと時給が「2100円」だった。

ふざけるな、と思った。この程度払えば、それだけのスキルが買えると思っているのかなあ。