納豆

納豆は、大好物、ってほどではない。むろん嫌いではないけれど、安くて栄養豊富だし、それに、骨のためでもある。

納豆は、あらゆる食品の中でもダントツにビタミンKが多いのだ。骨が強くない私は、半分「薬」だと思って納豆を食べている。

こんな奇跡的に素晴らしい食品を、西日本、とりわけ関西の人は「腐った豆」とか、ケチョンケチョンにけなす。

うちのアメリカ人旦那だって食べるのに。

だから、骨粗鬆症による骨折の発生数の分布図を見ると、納豆をよく食べている東日本と、食べない大阪など西日本の地域では、明らかな差が出る。

 

京都に住んでいたとき、家計費を稼ぐため(私の旦那は、私が専業主婦でいることは絶対許さなかった)、東京の仕事を辞めて、見知らぬ土地であちこちパートをしていたときのことだ。お昼に主婦パートら皆でご飯を食べているときは、全然話が合わないのでつまらなかった。

私のことを彼女らはみな、「関東のかた」と呼んだ。これだけでも、彼女らの私に対するエイリアン扱いぶりがわかるでしょ。みな、関西人以外とはほとんど接触したことがない人ばっかりだった。

 

あるとき、なぜか、納豆の話になった。

 

中に、くさいけど、苦労して苦労して、なんとか食べられるようになった、という人がいた。

また、中には、あ~うちあれ絶対だめやわ、くさくてくさくてよう食わん、と、言う人もいた。

私は、

「なんで関西の人ってみんなすぐくさい、って言うんですか。私は生まれてからずっと食べてますけど、一度も納豆に匂いがあるなんて意識したことありません」

と言ったら、周囲が氷点下に凍り付いてしまったっけ。

 

 

さて、私もいろいろ食べ比べてみたけど、これまでもっとも気に入っていたのは、この「伊勢志摩あおさのりたれ」という納豆である。

 

 

 

が、最近、新たにお気に入りの一品を見つけた。

おかめ納豆の「もっちり豆」という。

 

 

大豆のふんわりとした風味が、かなり良い。

売っているスーパーがごく限られていて、私が嫌いなイオン(岡田克也の実家じゃ)でしか見掛けたことがない。

他店舗に売っていないので、見たら、渋々だが、何パックか買って冷凍しておく。

皆様もこれ、みつけたら食べてみてください。

ところで最近、岡田克也って見ませんね。まだ政治家やっているんですか。