ものは言いよう、とNHK

コンビニで、値上げをするときは、

「リニューアル」

「クオリティーを改善しました」

「新しい価値を追求しました」

などという美しいフレーズを付けている。まあ、本当に美味しくなったとしたらまだマシなのだろうけど、ただ単に、量を減らしたり、上げ底を高くしたり、だったら「どこが改善じゃ?」と思う。

 

今月から、NHKのBSチャンネルが、101だけになった。ほかにもまだ、4Kとか8Kとかのチャンネルって残っているのかな?

ともあれ、NHK1局で、チャンネルの数が民放に比べて多すぎることが政府でも問題になったように記憶している。

BS1BSプレミアムが合体し(後者は廃止)たことで、なにやらキャンペーン的番組があったりしたけど、そこでも、

NHKのBSは生まれ変わりました」

などと言っていた。え?  ただ1チャンネル削減しただけでしょ。なにが「生まれ変わった」の? コンビニみたいなことを言うなって。

1チャンネル削減しても、放送コンテンツには支障は無いような言い方もしていた。これまで2局もBSがあったため、かなりの数で、再放送が穴埋め的になされていたらしい。良い番組なら再放送するのは賛成だけど、そこもNHK Plusというサービスに委ねるようだ。

つまり、最初から2局もいらなかったのである。削減したら、コスト節約にもなっていい。

受信料については、さまざまに問題がある。

 

それでも、受信料という収入が潤沢にあり、結果、スポンサーにおもねることなく(C国、K国におもねる傾向はあるようだが)番組を作れるのがNHKの強みなのは言うまでも無い。

今年の8月に放送され、その反響の大きさに9月にも再放送された、

ファミリーヒストリー 草刈正雄 ~初めて知る米兵の父 97歳伯母が語る真実とは~」

 

 

は、神回だった。これほどまでに時間と費用をかけて1番組制作するのは、NHKにしかできないことだ。

 

先日も、この録画を見返した。そして、この神回の続き、つまり、草刈正雄が父方の親族に会いに行く回は、今月29日に放送されることが決まった。

いまから楽しみにしている。