「世界の鯨」ポスター 第6版購入

わけあって、上野に行った。上野には、行くたび、ウキウキするのと同時に、もの悲しい感じもする。長い間、東北や信越の玄関口だったからかもしれない。

 

シロナガスクジラさん、いつもお出迎えありがとうございます。いうまでもなく世界最大の動物で、生まれたての赤ちゃんですら体長7mもあるという。

 

目的は、国立科学博物館。ただし、展示物を見るためではなく、ミュージアムショップに「世界の鯨」ポスターの第6版を買いに行くことだった。私は鯨類に興味が深い。いま持っているポスターは第4版。試しに問い合わせたら、「今は第6版が出ています」との返答だった。ミュージアムショップに行くためだけなら、特別に「30分入場券」をもらえば、無料で入れる。

 

これが第4版。

 

これが第6版。ぱっと見では、違いがわからない。

 

よーくよく比較してみたら、第4版で「ピグミーオウギハクジラ」という名称だったのが(↓シミがあってごめんなさい)

 

 

第6版では「ペルーオウギハクジラ」となっていた。しかし、英語名には変更なし。

 

 

それと、新種が1つ、追加されていた。ツチクジラ科に「クロツチクジラ」が。

 

Wikipediaより

クロツチクジラは、北海道沿岸に漂着した試料に基づき、2019年に新種として報告されたが、ソビエト連邦時代から「オホーツク海キタトックリクジラ」が報告されていた[1]が、これが本種を指していたのかは不明である。

 

鯨類は、生きているものを確保するのも至難だから、死骸か骨が漂流してこないと、新種が確認しにくい。

また、これまで、同一種だと考えられていたものが、研究の結果、分類されたりする。

いや~、鯨を研究するのも大変だと思う。

 

カワイルカ類の絵の数も変わっていなかったけど、世界のカワイルカ類は、絶滅したと考えられているものもあるようだ。

C国のヨウスコウカワイルカとかね。

 

私が買い損ねた第5版では、何が変更されていたのだろう?

 

最後に、長年にわたり、この精緻な鯨類の絵を描き続けている女性にふれておきたい。

同博物館に長年勤める、レジェンド級の女性、渡邊芳美さん。

 

 

下から2行目に「絵 渡邊芳美」とある。

すでに定年されたらしいが、あまりの描画スキルに、館から懇願されて、いまだ非常勤でお勤めになっている、と聞いた。

第7版、8版もお願いしたい。